2010年09月24日

究極の贅沢・・・。

その男(ひと)は、タマンを持ってやって来た。 

釣り上げてから3日目。
丁度、食べごろになったので、
「刺身」と「タマン飯」を作ってもらおうと、
満を持しての登場である。
 
ところが、彼が来店する30分前から、店は混雑の様相を見せ・・・。
彼が来たときには、厨房は、オーダーの嵐。
 
店主が一人で料理を作っている店だけに、彼は「待つ」覚悟を決めた。
 
来店から、1時間が過ぎた頃、ようやく、落ち着きを取り戻した店内。

彼の前には、待ちに待った「タマンの刺身」が登場。
 
・・・う、旨い!さすがに、50cmのタマン、しかも、寝かせただけあって、旨い!
 

通常なら、こんなに美味しい魚は、すべて刺身で平らげてしまうべきである。
 
しかし、今夜のもう一つの目的、「タマン飯」は、外せない!
 
程なく、別の場所で飲んでいた、仲間の男が来店。

タマンと同時に持ち込んだ、ガーラのフライを
「タルタルソース」「ウスターソース」「醤油」の3種類の味を楽しみながら
「タマン飯」の出来上がりを待つ。
 
そして、待望の「タマン飯」が完成!
究極の贅沢・・・。
 
最初は普通に、食べていた彼だが、この店の「自家製ゆし豆腐」をかけて食べてみた。
これが、また、イケる!

そのとき、横の男が、店主に向かって呟く。
『アーサーのダシを作って、かけてみたい』と。
 
厨房に消えた店主が、しばらくして、「アーサー汁」を作って戻ってきた。

そして、彼のお茶碗に入れてみた。
究極の贅沢・・・。
 
な、何と言う旨さ! 
 
その場の全員が、「めちゃくちゃ旨い!」と唸るほどだ。


・・・刺身にして、大変美味しいタマンを、
わざわざ
「炭で焼き」
「炊き込みご飯にして」
「アーサー汁を作ってかける」
 
・・・ある意味、究極の贅沢かもしれない・・・。


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Posted by wan at 16:22│Comments(0)メニュー以外
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